どうも、こぐれ(@kogure1004)です。
俺の家の話3話の感想始まります。
ネタバレを含むので未だ見ていない方はご注意下さい!
過去の話の感想はコチラ
今回は色々と動きのあった回でした。
冒頭で寿三郎(西田敏行)は手押し車改めシルバーカー、もとい「ジジイカー」を家族からプレゼンとされるも、そんなの使ってたら街の笑い物になると拒否。
プロレスへの気持ちが再熱している寿一(長瀬智也)はというと息子の「じっとしてるのはお父さんらしくない」という言葉から「スーパー世阿弥マシン」として覆面レスラーとして再びリングに上がります。
さくら(戸田恵梨香)の子供の頃の話が「私の家の話」として能で語られるシーンでは、落語と現実世界がリンクしていたタイガー&ドラゴンを少し思い出しました。
稽古中に寿三郎から「秘すれば花」という言葉がでてきます。
恥ずかしながら初めて聞いた言葉だったので少し調べてみるとこんな記事が出てきました。
隠しておくべき「花」とは、観客に感動を与える力のことです。最初からその花の存在を観客に教えたり悟らせてしまうことなく、ここぞというときにしか見せないことで、その花の価値を高めることを、世阿弥は「秘すれば花」という言葉に込めています。
めちゃくちゃ分かりやすい!
日本独特の「おくゆかしさ」って所に通づるのかな?と思います。
この俺の家の話というドラマ、初回から面白いなーと気軽に見ていて、テーマの1つである「能」に関しても「良くわからないけど伝統芸能の1つ」くらいの気持ちでいました。
今回「秘すれば花」という世阿弥の言葉1つを調べるだけで「能」ってなんだか奥深そうだなと感じました。
調べたら沼に陥りそうなのでほどほどにはしときますが(笑)
「スーパー世阿弥マシン」として花(素顔・人物像)を隠した寿一。
花を隠しながらその価値を今後高めていくってのがメインのテーマなのかな?と自分なりに解釈してみる。
話の続きですが、ひょんなことから試合を見に来た寿三郎は「スーパー世阿弥マシン」の試合に大興奮。
能の稽古では一度も褒められたことがない寿一でしたが「スーパー世阿弥マシン」として初めて父寿三郎に褒められるシーンには少し感動しました。
今後は寿三郎が「スーパー世阿弥マシン」のファンになって、ちょくちょく試合を観に来たり、会わせろと寿一にお願いしたりと寿一の困る展開が続々ってのが僕の予想。
あと「スーパー世阿弥マシン」がめちゃくちゃ売れたり、とか。
きっとクドカンはそんな僕の予想をはるかに超える面白展開を予定してるんだろな、楽しみ。
今回の3話はめちゃくちゃ派手ではないものの、今後の能とプロレスのリンクのきっかけとなるとても大事な回だったなと思う。