こぐろぐ。

アラサーリーマンの日常

公園とハーモニカ。

新年一発目のブログ。

このブログを立ち上げて早くも1年が経過した。

昨年の今頃はブログ立ち上げに奮起し、正月休みも割と更新したのだけれど、結局1年を通してアップした記事は58。

どんだけ怠惰な自分でもなんだかんだ100は書くでしょう、と思っていたが想像を超えてしまった。

 

今回はそんな想像を超えたというお話。

 

ある日曜日の公園での出来事だ。

最近、娘がだいぶ歩けるようになってきたので休日に公園に行くことに。

家族連れや恋人、犬を散歩している人など、そこでは「ザ・公園」が繰り広げられていた。

僕もそのうちの1人だ。

よちよち歩きの娘を見守る夫婦。

客観的に見ても満点に近しい幸せの象徴だと思う。

独身時代は休日に早く起きてもパチンコくらしかすることのなかった僕が、こんな「ザ・公園」の一員となれるとは…

 

そして初めての「ザ・公園」はというと。

それは驚くほど「ザ・公園」だったのだ。

 

ランチどこ行こっか?(これは想像だけど)的な会話をしているであろう、カップル。

 

ジョギングしてるおっさん。

 

ベタな風景はまだまだ続く。

 

母親と凧揚げをする兄弟。

なかなか凧は上手く上がらない。

やっとのことで風に乗った凧、テン上げな弟はそれを持って走る。

案の定木に引っかかる凧。

木の下で悲しそうに凧を見つめる兄弟と散歩してるおっさんとその犬。

 

そんな正月の公園での鉄板コントを見ながら、僕たち家族はベンチに腰掛ける。

娘におやつをあげるのだ。

娘のおやつは嫁の手作りの蒸しパン。

ベンチに腰掛けおやつを食べる娘。

 

ベタ。

 

ベタ、ベタ、ベタ。

 

世の中ってこんなにもベタなのか?

公園ってこんなにも公園してるんだ!

平和な世界だな〜と蒸しパンをかじる娘を眺める。

 

しばらくすると娘が蒸しパンに飽きたのか少しグズり始めてきた。

そんな時。

「迷子の、迷子の、子猫ちゃん」

 

間違いなくハーモニカで犬のおまわりさんが奏でられている。

隣のベンチで水兵の服装をした外国人のおじいさんがハーモニカを演奏しているのだ。

 

 

いやいやいやいや。

これは流石に、もう、嘘くさい。

もう十二分にこの公園は公園している。

たしかに僕にとって最初は少し非現実的だったけれど、それは間違いなく「ザ・公園」想定の範囲内だった。

 

 

そこに急遽現れたハーモニカ奏者。

しかも水兵の服装をした外国人おじいさん。

 

ここは宮崎駿に操られた世界…?

おじいさんの奏でるメロディーを聞いていると、向こうの方でパズーでも走ってんじゃねえかって気になってきた。

 

僕にとっての公園デビューは想像を遥かに超えたものだった。

 

今日は公園でシャボン玉をする予定。

シャボン玉の中に魚の女の子いませんように。