こぐろぐ。

アラサーリーマンの日常

耳鼻科へ行った話。

ここ最近、といっても1年前か2年前か。

とにかく、いつからか耳が痒い。

だから1日に1回は耳かきをする。

気持ち良い。

綿棒が黄色く湿っている。

匂いを嗅ぐ。

臭い。

クセになる匂い。

たまに嫁に綿棒を匂ってもらう。

蔑んだ目で見られる。

楽しい。

また耳かきをする、臭い、楽しい。

いつからかこの一連の流れがライフスタイルの1つとなっていたんだけど、

最近痒みの他に異物感と少し耳の聞こえが悪くなったよう気がしたので重い腰を上げて耳鼻科へ行ってみた。

診察室に呼ばれる、そこには優しそうなおじいちゃん先生。

「今日はどうしたの?」

「いや、じつは耳が痒くてですね、少し聞こえも悪くなったような…あ、それと耳の中がベタベタする時がありますね」 

「ん。じゃあとりあえず耳の中見てみるね」

そう言っておじいちゃんせんせいは僕の耳を覗く。

「あw髪の毛入ってるねwしかも張り付いてるわ、コレ」

「マジっすか、取れますかね」

「うんうん、今からとってあげるからwちょっと痛いかもだけどw」

「お願いしますぅ…」

3分ほどの格闘の末、無事髪の毛を救出。

「取れた取れた!ちょっとこれ早く見せてあげてw」

助手から渡されたティッシュには2センチ程の髪の毛が包まれていた。

「散髪の後とかに耳触るとたまに入ったりするんだよ」

「あぁ、そうなんですねー(この後散髪の予定入ってるって言えねえ)」

「異物感はこの髪の毛だろうね」

「分かりました」と僕。

「ただ、君耳かきし過ぎだね、耳の中少し傷ついてるよ」

「はぃ…」

「耳の掃除はね、基本的にやらなくていいの、そういう作りなの」

そういうおじいちゃん先生の耳は耳毛で完全に塞がっていた。

絶対に綿棒も耳かきも入らないってレベルで。

耳毛のおじいちゃん曰く、

耳かきをする→耳に軽く傷がつく→軽い傷がつくことで耳かきの快感アップという流れでどんどん耳かきに依存した生活になってしまうらしい。

耳の中の傷がひどくなったら快感から痛みに変わるそう。

ちなみに耳の中が臭くベタベタするのも耳掃除のし過ぎたしい。

刺激を与えることで臭い分泌液が出るんだって。

テラフォーマーズでそんな昆虫いたなぁ。

とにもかくにも僕にとっては1日の至福の時間ともいえる耳かきタイムは今後控えるしかなさそうです。

ちなみに聴力検査もしてもらったけど、全く問題なかったです。

初めて耳鼻科で聴力検査をしたけど、健康診断の時のそれと比べて難易度あがってて、健康診断の時のあれは絶対に意味ないなと感じました。