こぐろぐ。

アラサーリーマンの日常

【妄想】くりぃむしちゅーのANN①

ピポ、ピポ、ピポ、ピー。

 

有田「いや、まいったね」

 

上田「高田文夫かっ!っていい加減言い飽きてんのよこのツッコミ」

 

有田「いやぁ、今回は本当に参ってるんですよ」

 

上田「ええ?本当かねえ、何に参ってんのよ」

 

有田「五輪ですよ」

 

上田「え?」

 

有田「ご・り・ん」

 

上田「あー、オリンピックね、で、何でお前がオリンピックについて悩んでんのよ」

 

有田「いや、だってコロナで中止になるかもしれないでしょ?!」

 

上田「まぁね〜」

 

有田「苦労してチケット手に入れてさ、やっとこれで歴史的瞬間に立ち会えるかもって楽しみにしてたのにさ」

 

上田「あ!お前チケット当たってたんだ?!すげえな!」

 

有田「はぁ…やめてくださいよ、上田さん」

 

上田「あぁん?」

 

有田「金払って見に行く人の気持ちが、金もらって見に行く人に分かるわけないでしょうよ」

 

上田「ガハッ!人聞き悪いこと言うな!仕事なんだよこっちは!」

 

有田「上田さん以外の人にとってはね、繋がんねえ繋がんねえって言いながら必死にチケット販売サイトにアクセスして、抽選に勝って、ようやっと手に入れた1枚なんですよ」

 

上田「ガハッ!俺以外にだって金もらって見に行く人いっぱいいるわ!さんまさんとか中居くんとか」

 

有田「まぁ、さんまさん出されちゃうとこちらも打つ手無しですよ」

 

上田「ふふ」

 

有田「で、どうなんですか?」

 

上田「は?」

 

有田「東京五輪ですよ」

 

上田「あ?」

 

有田「だから、やるんですか?東京五輪

 

上田「あぁ、どうなんだろうなー」

 

有田「いや、もうこの場でハッキリさせて下さいよ、上田さん!東京五輪の委員長として」

 

上田「ガハッw」

 

有田「委員長として、五輪晋也として、この場でハッキリしてくださいよ」

 

上田「ガハッ!」

 

有田「どうなんですか?!上田さん!」

 

上田「…やるけどね」

 

有田「え?」

 

上田「やりますよ、東京五輪

 

有田「おお!予定通り?!」

 

上田「まぁ、予定より1年遅れちゃったわけだけどね、そこは俺に免じてもらうわけにわいかないか?ガハッ」

 

有田「いや日本だけでなく世界中が楽しみに待ってるビッグイベントなわけですからね、そりゃ皆んな喜びますよ!」

 

上田「そりゃよかったよ」

 

有田「でも、本当に大丈夫なんですか?今日緊急事態宣言が延長されましたけど」

 

上田「あぁ、あれね、俺よ」

 

有田「ふっwえ?どういうことですか?」

 

上田「だから、俺が菅総理に言ったのよ、延長してくれって」

 

有田「ええ?!どういうことですか?!」

 

上田「今感染者抑えないとさ、オリンピックできないじゃんか」

 

有田「まぁそうですけど」

 

上田「だから今日の夕方くらいかな、LINEで言っといた」

 

有田「菅総理のLINE知ってるんですか?!」

 

上田「グループ作ってんのよ、小池都知事とか森元総理もいるわ」

 

有田「すごいメンツですね!何で上田さんがそのグループいるんですか?!」

 

上田「まぁ委員長だからねぇ」

 

有田「でも自粛が続くと飲食店とかこれからまた大変ですよ?」

 

上田「あー、それは俺が補償すんのよ」

 

有田「え?」

 

上田「いや、だから俺が補償すんの」

 

有田「上田さんが?」

 

上田「そりゃそうよ、俺以外誰がやんのよ」

 

有田「で、でも補償額って国家予算レベルの金額ですよ?大丈夫なんですか?」

 

上田「と、思ってさ、ババァに言ってレギュラー3本増やして貰ったのよ」

 

有田「いや、レギュラー3本でどうにかなる金額じゃないでしょ」

 

上田「でもNHKだからねぇ」

 

有田「はー?!」

 

上田「NHKにレギュラー番組3本作って貰った、春からのやつ。ほら、有働ちゃんの繋がりもあるしさ」

 

有田「やってることめちゃくちゃですよ、ていうかNHKのギャラじゃ絶対補償できないでしょうよ」

 

上田「まぁね、足りない分は親父の会社から少し借りようと思ってる」

 

有田「上田プロパンから?!」

 

上田「うん」

 

有田「はえー!長年ガスを空気で薄め続けた甲斐がありましたね!」

 

上田「まぁ、そういうことよ、もういいか?」

 

有田「いや、そうは言うものの実際にコロナは大丈夫なんですか?」

 

上田「実はもう対策できてんのよ」

 

有田「え?!そうなんですか!ちなみにどんな対策ですか?」

 

上田「手洗い、うがい、それとマスク」

 

有田「は?」

 

上田「いやね、原点に帰ろうぜって話よ」

 

有田「おお」

 

上田「結局ね、今の第2波が来てるのって一時的に気が緩んだからだと俺は思ってるわけ」

 

有田「あーなるほどね」

 

上田「第一波が落ち着いて、皆んな少し疎かになってたから、もう一度基礎を徹底しようぜっていうこと」

 

有田「じゃあ観客はやっぱりマスク必須てことですね」

 

上田「いや、選手もよ」

 

有田「選手もですか?!」

 

上田「そりゃそうよ!選手が1番危ないんだから」

 

有田「まぁ、たしかにそうですけど、マスクしててスポーツなんてできるのかなぁ?」

 

上田「まぁ平等だからねぇ」

 

有田「w、平等って言ってもかなりしんどいんじゃないですか、どんなスポーツもかなりハードですし」

 

上田「ハードこそ良いのよ、ハードな環境に身を置くことである意味人類が進化していく可能性もあるじゃんか」

 

有田「なるほどねぇ、これを機に人類進化していこうぜと?」

 

上田「そういうこと」

 

有田「でも水泳とかマスクしてたら呼吸できなくないですか?」

 

上田「だから、最終的にはエラができるかもね」

 

有田「エラ?!」

 

上田「わかんないけどさ、最終的にはマスクしててもなんとかなる体になっていくってことよ」

 

有田「そんなにマスクに軸を置いた進化を人類がたどるとはね〜」

 

上田「まぁある意味良い機会だったということよ」

 

有田「なるほどなー、じゃあ選手も観客も皆安心してオリンピックに参加して欲しいというか、まぁ時間の無駄だったと言うか」

 

上田「ガハッ」

 

有田「じゃあ、そろそろ始めますか、くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン!」